『クライアントのために真剣に考えた外航貨物海上保険』は、
当社が販売しているAIG損害保険株式会社の外航貨物海上保険の愛称です。
■ 貨物保険を手配するご担当者様へ
こんにちは。
きっと今、これを読んでいるあなたは、仕事のできる方でしょう。責任のある仕事を任されて周りから一目置かれる存在でしょう。 理由は簡単です。他に任せられる方がいないからです。リスクマネジメントの担当を受け持つことになったのも自然な流れです。 なので自社製品の物流リスクと貨物保険の管理を取り仕切っている。では、お忙しいと思いますので、単刀直入にお聞きします。
このページは、リスクマネジメントの責を担っているものの、今まで貨物事故を経験したことがなく、現在契約している貨物保険の補償が十分だと確信がもてない方、契約した保険の中身が説明できない方のために作成しました。このページで紹介している『クライアントのために真剣に考えた外航貨物海上保険』は、あなたの責任ある立場をより確固たるものにするためにお役に立てるのではないでしょうか?
■ 実際に起きた事故で想像してみてください。
2013年10月、パナマ船籍のコンテナ船LEO AUTHORITY号は中国から東京へ向けて航行中、台風25号の影響を受け、積み付けのコンテナ貨物が荷崩れを起こす事故が起こりました。そして荷崩れしたコンテナ貨物の中には、あなたの貨物とあなたのライバル会社の貨物が含まれていました。再積み付け及び事故詳細確認のため最寄の港に仮陸揚げされたコンテナ貨物は、共に40フィートコンテナで、共に荷崩れの衝撃で、コンテナに歪みが見られました。また一部外壁が裂け雨水の侵入も考えられました。
関係者より事故の詳細が入ってきました。あなたの出番です。先ずあなたは、事故の情報収集を行いました。貨物の損害調査のための搬入倉庫の確保、倉庫までの横持ち、大型フォーク使用料、仕分け費用、仕分け後の配送料、損害品の廃棄費用などなど。総額130万円超の費用がかかることが分かりました。あなたのライバル会社の貨物の事故処理もほぼ同じ費用がかかることは言うまでもありません。
次にあなたは、保険会社へ事故の連絡を行い補償について尋ねます。貨物の実損害額については対象になるが、一部の調査費用、廃棄費用ついては対象外になるとの回答でした。一方で自社の貨物保険を使用することで翌年更新時の保険料率が上がることも頭をもたげました。そこであなたは事故の責任の所在について追及を始めました。事故を引き起こした責任者を特定して損害賠償請求を行い、損害額を回収しようと思ったのです。
あなたは、損害額のすべてを国際物流会社や船会社で負担するように迫りました。毎日のように損害賠償に関する連絡を入れました。しかしながら、損害賠償の交渉については応じてもらえず時間だけが過ぎていきました。在庫のない代替品の手配などにも時間が割かれ残業時間も増えました。納期の遅延からお客様との信頼関係にも陰りが見え始めます。結局、貨物の実損害額は、あなたが手配している貨物保険で処理し、一部の調査費用、廃棄費用、代替品の急送費用は、自社で負担することになりました。その結果、担当しているビジネスは、大打撃を受けることになりました。
<あなたの事故処理の内訳>
貨物損害額 | ¥12,177,730 |
保険金(合計) | ¥12,177,730 |
検査費用 | ¥920,000 |
廃棄費用 | ¥386,500 |
代替品の急送費用 | ¥265,000 |
自社負担費用(合計) | ¥1,571,500 |
一方、あなたのライバル会社の事故処理は、全く対照的なものでした。
あなたのライバル会社は、KWEと良好な関係のなか一緒になって損害調査を行い、対応が終了した時点では、その敏速な対応に対して感謝しました。しかもあなたのライバル会社では調査費用も廃棄費用も代替品の急送費用も負担することはありませんでした。
<ライバル会社の事故処理の内訳>
貨物損害額 | ¥11,449,230 |
検査費用 | ¥1,000,000 |
廃棄費用 | ¥438,500 |
代替品の急送費用 | ¥160,000 |
保険金(合計) | ¥13,047,730 |
自社負担費用 (検査の立ち会いで使用したタクシー代) |
¥24,000 |
自社負担費用(合計) | ¥24,000 |
■ あなたとあなたのライバル会社に違いをもたらしたものは何だったのでしょうか?
あなたとあなたのライバル会社の貨物事故は、ほとんど同じ損害で同じ対応でした。 ですが、なぜここまで、結果が異なっていたのでしょうか。会社が持つリスクマネジメントのセンスの違いではありません。安全に対する情熱が違ったわけでもありません。
実は、違うところが決定的に一つだけありました。あなたは保険会社へ直接貨物保険をかけており、あなたのライバル会社は、KWEに貨物保険の手配を依頼していたのです。
■ 国際物流リスクついて担当者が知っておかなければならない事実
国際物流は、国内物流と異なり、貨物の引き取りからお届けまで1社完結という訳にはいきません。というのも、貨物の移動距離が長いだけでなく、同時並行で多くの輸出入の専門的な手続きを行うからです。トラック業者、通関業者、海貨業者、荷役業者、船会社、航空会社などの関係者が複雑に連携して貨物を買主の元に届けています。
しかし、それがやっかいなのです。どういうことかご説明しましょう。
■ あなたの貨物にダメージが発見された場合、、、
あなたは、なによりもまず貨物の運送人に「弁償しろ」と損害賠償請求をするのではないでしょうか。ところが、事はスムーズには運びません。もちろん、あなたの貨物を受託した運送人が窓口となって損害賠償責任の調査を行うことになりますが、運送人はまず、そのダメージがいつ、どこで、だれが起こしたのか責任の所在を明らかにするため原因調査を行います。輸送に携わる関係者が多い国際物流では、この原因調査に時間がかかることがあります。 これに対してあなたは、「原因調査なんかいいから、早く弁償しろ」と思うかもしれません。
しかしながら、そうはいかないのです。なぜなら、、、
■ 運送人は運送約款に基づく損害賠償責任しか負いません。
あなたが貨物を国際輸送のために運送人へ引き渡した、ということは、運送業者、国際物流会社、航空会社、船会社がホームページや店頭に開示している運送約款を承諾し貨物運送契約を締結したことを意味します。約款とは、企業が取引を画一的に処理するためにあらかじめ定型化した取り決めで、当事者の合意は必要ありません。これは貨物運送に限ったことではなく、もっと身近な例では、電車の乗車もそうです。この場合、切符を買う、ということは、鉄道会社と旅客運送契約を結んだことを意味しますが、切符を買う前に駅職員から約款(旅客営業規則)の説明を受ける人はいません。 そして約款には損害賠償責任に関する条項があり、企業が負う損害賠償責任の限度額や免責事由(責任を負わない条項)を設けています。
例えば、あなたのカバンが乗車中、盗難に遭っても鉄道会社が責任を負わないのは、約款(旅客営業規則)に「手回り品は旅客の責任で保管する」と明示しているからです。 同様に運送人は運送約款に基づく損害賠償責任しか負いません。そして、その責任額は、あなたの貨物の価額よりも低い額になります。さらに、貨物固有の性質、天地災害、もらい事故などで発生した損害は、運送人には過失がないため、損害賠償の責任を負わないとしています。 これに対してあなたは、「そんなのは不公平だ」と思うかもしれません。。
しかし、誤解なさらないでください。運送人があなたに開示している運送約款は、国が運送事業免許の許認可の決定にあたり合理的であると認めたものです。そして、逆に損害賠償責任の限度を設けているからこそ、現在の適正料金で輸送サービスが利用できるということにもなります。その証拠に運送約款には、運送人の損害賠償責任の上限に異議のある方は、それ相応の金額(従価料金)を支払うことで自分の欲する取引条件の合意を求めることができる旨も明示されています。
そして、もう一つ事故処理がスムーズにいかない理由があります。それは、、、
■ そのダメージの実損害額の立証責任は荷主側にあります。
ここが最も大切なところです。運送人は荷主ではありませんので、受託した貨物の正常や異常、また実際の価値が分かりません。運送人の管理下で発見されたダメージに対して「弁償しろ」と言うのは簡単ですが、実際そのダメージによる実損害額がいくらなのか明確にしないことには、運送人としても損害賠償請求に応じられないのです。
■ 国際物流において貨物保険が重要な役割を果たす理由
つまり何を言っているかというと、国際物流において貨物のダメージは、「弁償しろ」と運送人を攻め立てるのではなく、貨物保険で処理する方がスムーズに進むということです。
なぜなら、貨物保険は、あなたがあなたの貨物の国際物流リスクに対してかける保険です。貨物の価額をもとに契約するので、輸送中のダメージが原因で使えなくなった場合、実損害額を保険金として受け取れます。
さらに、貨物保険は、だれがいつどこで起こした事故に関わらず輸送中で起きた事故であることと損害額が分かれば、事故処理を進めることができます。
■ 貨物保険をかけていても揉める理由
あなたは、現在、貨物保険を保険会社へ手配していると思います。したがって、貨物のダメージが輸送中に生じたことが確認されれば、なによりもまず、この貨物保険で事故処理を進めればスムーズに進むとご理解いただけたと思います。
しかし、これだけでは十分ではありません。冒頭の事故の話を思い出してください。
■ あなたの貨物保険は、実損害額しか補償されていないかもしれない。
規模の大きい事故の場合、貨物は荷主の手元に届かないこともあります。その場合、あなたは、事故現場付近で実損害額の調査を行う必要があります。すると、次に何が起こるかもう、お分かりですね。
損害調査費用や使い物にならないと分かった貨物の廃棄費用についてまったく想定していないため、事故処理の費用負担を巡り運送人と揉めることになります。
では、一体どうすればよいのでしょうか。
あなたにその方法を教えましょう。この先を読んで答えを見つけてください。
■ あなたが契約している保険代理店は、国際輸送のプロフェッショナルでしょうか。
近鉄コスモスは、国際物流会社であるKWEグループの保険代理店です。 当社がKWEグループの保険代理店という歴史は、貨物保険の事故処理の歴史でもあります。この長年の事故処理で培ったノウハウをもとに、この度、AIG損害保険株式会社と共に国際物流の事故処理で力を発揮する『クライアントのために真剣に考えた外航貨物海上保険』を開発しました。
では、あなたにお聞きしますが、もし、この貨物保険をあなたが現在契約している保険料で締結できるとしたらどう思われますか。何か裏があるんじゃないかと勘ぐってしまうのでしょうか。誤解しないでください。このオファーには、トリックも罠もありません。
これは、KWEグループとして新しい価値のあるチャレンジなのです。では、その秘密をあなたと共有させてください。国際物流会社であるKWEグループの保険代理店だからこそ実現できる秘密です。
さあ、その秘密をご説明しましょう。それは、、、
■ 『クライアントのために真剣に考えた外航貨物海上保険』の秘密
言うまでもありませんが、KWEは高品質な国際物流サービスを提供するため日々努力しています。そして事実、KWEは高品質な国際物流業務を遂行しています。しかし、その一方で、国際物流では、運送人がどんなに努力しても、どうしても防ぎようがない事故が起こります。そして、この防ぎようのない事故に対しては、貨物保険が有効な手段となります。
そこで、KWEグループの保険代理店である近鉄コスモスが事故処理で培ったノウハウをもとにAIG損害保険株式会社と事故処理で力を発揮する貨物保険を開発しました。
しかしここが重要ポイントですが、もし仮に、あなたがこの貨物保険を買おうとしても、条件にもよりますが、おそらく高い保険料を請求されることになるでしょう。なぜなら保険会社は補償に対して貨物が持つさまざまな要素とリスクを考慮して保険料を算出するからです。補償が広がれば対象リスクは高くなり、結果、保険料は上がることになります。
では、どうすれば補償を拡大しつつ保険料を抑えることができるのでしょうか。その方法は、高品質な国際物流業務をKWEが遂行する中で、個別に貨物保険を申し込むのではなく、より多くのKWEクライアントの貨物保険をまとめて『KWEを契約者』として『クライアントのために真剣に考えた外航貨物海上保険』を申し込むことなのです。
これによりAIG損害保険株式会社では安定した損害率が見込まれることになります。要するに、あなたは、KWEという貨物保険の大きな傘の下に入ることで、補償が拡大された貨物保険に納得の料率で提供を受けることができるのです。
■ 追加で付帯される補償
『クライアントのために真剣に考えた外航貨物海上保険』には、2009年協会貨物約款ICC(A)に加え、下記7つの特約が追加で付帯されております。あなたが契約している貨物保険の補償内容と比較してみてください。
1.本船荷卸し後90 日までの開梱時発見損害担保特別約款
保険期間内に発生した、外装から発見できない滅失、損傷が、しばらく開梱がされなかったために損害の発見が遅れた場合でも、本船荷卸し後90 日以内に報告されれば、保険金のお支払いの対象として事故の受付をいたします。
2.残存物除去費用担保特別約款
保険事故によって貨物に損傷が発生した場合には、100 万円を限度に当該貨物の残存物除去費用をお支払いします。
3.損害鑑定人省略の特別約款
損害見込み額が30 万円以下の場合には、損害鑑定人のレポートに代えて、事故の写真と貨物の滅失・損傷の明細で保険金をお支払いします。
4.損害調査・鑑定費用担保特別約款
保険期間内に発生した保険事故で、実損害がない場合でも、損害の有無を調査するために要した損害調査費用及び鑑定費用を100 万円を限度にお支払いします。
5.特別輸送費用担保特別約款
保険事故の結果、輸送の遅延を防ぐ目的で航空機による代替品輸送が必要な場合には、100 万円を限度に航空便での輸送費用をお支払いします。
6.特別修繕特別約款(航空運賃・関税)
損害を受けた機械類の修繕にあたって、部品そのものの金額だけでなく、その航空運賃や課せられる輸入関税についても、修繕にかかる費用として修繕費と合計で保険金額を上限にお支払いいたします。機械類に適用される特約となります。
7.商品ブランド保護特別約款
ブランド保護の観点より、損害を受けた貨物の処分は、荷主様の判断に基づいて実施いたします。ブランド品や商標のついた商品に関して、損害を受けた商品で機能性に問題がない場合でも、市場へ流出しないように、荷主様の意向に沿うことができます。
8.受取拒否による特別返送費用担保特別約款
当該保険契約に基づいた被保険事故が発生し、コンサイニーが被保険貨物の受け取りを拒否した場合、もしくはコンサイニーが受け取りを拒否するであろうと被保険者が判断した場合、被保険者が貨物の返送費用の支払を余儀なくされたことを前提に、当会社は合理的に支出された以下の費用を支払います。
1)運賃
2)返送する為に必要な保管料
ただし、いかなる場合においても当会社が事前に受け取り拒否の理由が妥当であると 判断する必要があります。 また上記、費用の支払限度額は1輸送300万円までに限ります。
■ 保険料の費用抑制、軽減を実現
『クライアントのために真剣に考えた外航貨物海上保険』は、KWEクライアントの合算保険料で保険会社へ申し込みをするため、スケールメリットを活かした相互扶助の機能が働きます。
■ 事務工数の軽減を実現
あなたは、KWEへフォワーディング業務に加え『クライアントのために真剣に考えた外航貨物海上保険』を申し込むことで、KWEに窓口が一本化され業務工数が軽減されます。今まで保険書類がその他の船積書類とは別々にデリバリーされるので、書類を突き合せなければならず面倒ではなかったでしょうか。AIG損害保険株式会社と連動したKWE独自のシステムによって、AWBの入力情報がそのまま保険証券に反映されるので、発行から確認まですべての手続きがワンストップで完了します。
■ 高品質な物流を実現
『クライアントのために真剣に考えた外航貨物海上保険』の貨物で仮に事故が起きると、KWEは、AIG損害保険株式会社より保険会社の視点から分析した事故の発生原因や再発防止等の情報提供を受けることができます。
この流れは、KWEの物流リスクに対する自浄作用を促進します。その結果、KWEとしてさらに輸送品質が高まることになります。
現在、毎月多数のKWEクライアントが本保険を利用しており、増加傾向にあります。『クライアントのために真剣に考えた外航貨物海上保険』 は、あなたの貨物にもお役に立つのではないでしょうか。
あなたには、2つ選択肢があります。ひとつは、今までどおりの保険会社と同じ補償でやっていく。あるいは契約している保険会社にこのページで紹介した補償を追加で付帯する方法です。 もう一つは、現在契約している貨物保険を止めて、KWEが手配する『クライアントのために真剣に考えた外航貨物海上保険』に申し込む方法です。
いずれにしても今の保険より実用的な貨物保険になるのではないでしょうか。
今回あなたに対して『クライアントのために真剣に考えた外航貨物海上保険』について説明しているのはそういうわけです。このページは、あなたに貨物保険の知識を、事故処理で役立つ知識を提供することも目的の一つですから。
どちらを選ぶのもあなた次第です。もしあなたが自社のリスクマネジメントの品質改善を求めないなら、何の変化も起きません。しかし、最悪の結果が待ち受けているかもしれません・・・。 もちろん、この貨物保険に切り替えたからと言って、貨物事故が起きなければ何も変わりません。しかし、あなたが行動すればビジネスに見えない変化をもたらすことをお約束します。
まずは、現行の保険証券の写しと一緒にお問い合わせください。 現在あなたが契約している貨物保険の条件、補償内容を確認させていただき『クライアントのために真剣に考えた外航貨物海上保険』の料率を提示させていただきます。その上でご決断ください。
つまり、まとめるとこうです。もし仮に、あなたが現在の貨物保険から『クライアントのために真剣に考えた外航貨物海上保険』へ切り替えると、現行もしくはそれ以下の保険料で補償が拡大された貨物保険を利用できる可能性があり、窓口もKWEへ1本化することで事務工数も軽減され、貨物事故が発生した場合も事故処理をスムーズに進めることができるため心理的な負担も軽減されます。
それだけではありません。そしてあなたには、ほかの事をする時間ができます。
いますぐ行動されることを強くおすすめします。下にあるボタンをクリックして記入フォームにすべてご記入の上、現行の証券(写)と一緒にご送付ください。
PS 『クライアントのために真剣に考えた外航貨物海上保険』はきっとあなたのお役に立つものと確信しております。あなたが最高のタイミングでこの貨物保険への切替にご決断いただくことを心よりお待ちしております。
もう一つだけ。
このページを最後までお読みいただきありがとうございます。どうか、10日以内にお返事ください。
※このホームページは保険の概要をご説明したものです。詳細につきましては株式会社 近鉄コスモス 東京総合サービス営業所(TEL:03-5148-3926)までお問い合せください。 また、ご契約に際しましては、事前に重要事項説明書(契約概要・注意喚起情報)を必ずご覧ください。
承認番号:AIU140